転職に強い資格!USCPAとは?コンサルや監査法人、外資系企業に有利!

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USCPAとは?

大学時代にUSCPAを勉強中だったこともあり、新卒の面接でそのことについて触れると、ほとんどが「USCPA?何それ?」という反応でした。
日本の資格ではないのですから当然なのかもしれません。

USCPAというよりも、日本語訳の「米国公認会計士」と聞けば、どんな資格が分かると思います。
その名の通り、USCPAとはアメリカの公認会計士です

アメリカの資格になるのでもちろん試験は英語ですし受験もアメリカです。
ただ数年前から日本でも受験が出来るようになりました。
私の時にはアメリカのみだったので、一人でグアムに何度も行きましたw

試験は4科目の科目合格制になっています。
それぞれの試験で75点以上取れば科目合格となり、4科目全て合格出来れば晴れてUSCPAの試験は(一旦)終了です。

【試験科目】
 ・Financial Accounting & Reporting(財務会計)
 ・Regulation(法律・税法)
 ・Business Environment & Concepts(管理会計・経済・IT)
 ・Auditing & Attestation(監査)

USCPAは以上4科目で構成されています。
試験の内容は日本の公認会計士とほとんど同じですが、試験難易度はUSCPAの方が高くないと言われています
(数科目合格で途中脱落してしまった私が言うのもなんですが…あくまで一般論です)

USCPAを勉強すると海外の企業の財務諸表も読めます

USCPAはもちろん問題文は英文です。
「Cash」や「Inventory」「Equipment」などの単語は会計を勉強したことがない人でも理解できますが、「Allowance for Doubtful Accounts(貸倒引当金)」や「Property, Plant and Equipment(有形固定資産)」というような一見意味不明な単語もUSCPAを勉強すれば理解できるようになります。

なので自然と下記のような海外企業の財務諸表も読めるようになります。

【Depreciation, Depletion and Amortization】
The provision for depreciation and amortization with
respect to operations other than oil and gas producing activities
is computed using the straight-line or regulatorily mandated
method, based on estimated economic lives. Composite depreciation
rates are applied to functional groups of property having
similar economic characteristics. The cost of utility property units
retired, other than land, is charged to accumulated depreciation.
Provisions for depreciation, depletion and amortization of
proved oil and gas properties are calculated using the units-ofproduction
method.
(参照:Enron annual report 2000)

これは2001年に倒産したアメリカにあったエンロンのIR資料です。
減価償却費の方法について書かれています。
問題一つ一つはここまで長くはありませんが、USCPAを勉強するとアメリカの会社だけでなく、ヨーロッパやアジアにある企業の財務諸表も分かるようになります。

なぜUSCPAは転職に強い資格なのか?

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USCPAの資格の有用性を説明する前に下記をご覧下さい。

・有限責任監査法人トーマツ(財務会計アドバイザリー)
・PwC税理士法人(税務コンサルタント)
・デル株式会社(ESG Controller)
・パナソニック株式会社(経理)

これはパソナキャリアの公開求人で「USCPA」と検索した結果です。

USCPAが転職に強い理由を説明していきますね。

ビジネス全般に強い

USCPAは会計の資格ですが、会計や監査だけでなく、試験科目にITや経営もあります。
経営学で有名なマイケル・ポーターさんの名前を知ったのはUSCPAを勉強した時です。

USCPAの効力が最大限に発揮されるのはファイナンス部門になりますが、経営企画やマーケティングなど他部門でも資格を活かすことが出来ます。

企業の存在意義は株主利益の最大化であり、営業やマーケティング、コールセンターも数値に強くなければなりません。
ビジネスも勉強できて会計にも強い、活躍できる場は広いと思います

アメリカ企業には強い

アメリカの資格なのでアメリカ企業のファイナンス部門には強いです。
会計基準(会計のルール)は日本とアメリカとで異なり、USCPAは米国会計基準に則っていますし、それを勉強します。

日本にあるアメリカの企業は、財務諸表を現地の日本基準で作成しますが米国会計基準でも作成をします。

USCPAでないと米国会計基準で財務諸表を作成出来ないとかではありませんが、USCPAを持っていればすんなり仕事をすることが出来ます。

IFRS

日本では現在、日本基準が原則ですが、いつかはIFRS(国際会計基準)が強制適用される時が来ると言われており、大手企業を中心にIFRS適用に向けて準備を進めています。

その時に役立つのがUSCPAです。
米国会計基準とIFRSは全く同じではありませんが内容は近いと言われており、IFRSの理解も難しくはありません。

IFRSはまだ日本企業の参考例が少なく、金融のように導入事例がゼロというケースもあります。
そんな時にはどうしても既にIFRSを導入している海外企業のIR資料を読む機会が増えてきます。

また監査法人への転職にも強いです。
監査法人は今、IFRSのアドバイザリー職の積極的に募集しており、非会計士でもUSCPAを持っていれば転職できる可能性はあります。

USCPAの科目合格や勉強中の人もアピール出来る!

だいぶ前の話になってしまいますが、私が外資系企業に就職することが出来たのもUSCPAを勉強していたおかげです。
入社時点では幾つか科目合格をしていましたが、内定を貰った時点ではまだ勉強中で試験すら受けていませんでした。

USCPA全科目していればベストですが、科目合格の人や勉強中の人も転職活動をする時にはアピールになる資格なんじゃないかなと思います

私は結局、科目合格してUSCPAの勉強から離れてしまい、期限切れ(科目合格の有効期限は1.5年)になっていますが、転職活動の時には資格欄に「USCPA科目合格」ときっちり書いています。

【参考】これはUSCPA全科目取得の人だけではなく、科目合格した人、勉強中の人も転職でアピール出来る

ちなみに、履歴書には「○年○月USCPA○○科目合格」と但し書きとして失効年月日も書いています。

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      2016/11/22

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