リース業界に転職!業界のポイントと転職エージェント
リース業界とは?
リース会社は、リース資産を企業に貸し出しをすることでリース料を得ています。
貸し出しをするのは主に「キャッシュ」ではなく、自動車やパソコン、航空機など「モノ」ですが、リース会社も金融機関と言われています。
リース会社が金融機関と言われている理由は、間接的にキャッシュを貸している為です。
機器を販売するメーカーは売上代金を少しでも早く回収したく、その一方でその機器が欲しいユーザーは代金の支払いを少しでも遅くしたく、ここでメーカーとユーザーにはキャッシュのギャップが生まれます。
メーカーとユーザーとの間に立つことで、そのギャップを埋めるのがリース会社の役割です。
リース会社は、メーカーから機器を購入し、その機器をユーザーに貸し出しをします。
ユーザーに貸し出しをしているのはキャッシュではありませんが、ユーザーは代金の支払いを遅くすることができ、間接的にキャッシュを貸しているということでリース会社も金融機関と言われています。
また、リース会社のニーズは資産管理やメンテナンスを代わりに行ってくれる点もあります。
設備には当然ながらメンテナンスなど定期的な管理が必要ですが、企業ではそのノウハウを持ち合わせていない場合が大半でしょうし、あったとしてもわざわざ人を雇う必要があります。
おまけに手間もかかる為に、リース会社を利用しています。
リース会社がユーザーに貸し出しをするリース資産は多岐にわたり、航空機から重機、パソコン、イスと様々です。
航空機なんかはまさに多額の設備投資が必要な資産であり、LCCや中小の航空会社はリース会社から借りています。
1位 オリックス※2
2位 三井住友ファイナンス&リース
3位 東京センチュリーリース
4位 三菱UFJリース
5位 芙蓉総合リース
※1_各社、2015年3月期連結決算ベース
※2_法人金融や事業投資部門を含む
リース業界は日系企業が強いです。
GEリースを三井住友ファイナンス&リースが買収した今、この上位5社がリース業界をリードしていくと思われます。
リース業界のポイント
会計処理
リース取引の会計処理としては大きく2種類があり、一つがファイナンスリース、もう一つがオペレーティングリースです。
企業が借りているリース資産の所有権はリース会社にありますが、ノンキャンセラブルとフルペイアウトの要件により、経済的な実態は資産を購入しているものと変わりありません。
この取引がファイナンスリースです。
このファイナンスリースに該当すると、リース資産は企業の資産としてオンバランス処理(貸借対照表(BS)に計上)されることになります。
リース会社との取引は大抵このファイナンスリースによる処理です。
一方でそれ以外の取引がオペレーティングリースです。
レンタカーやレンタルビデオなどがこの例です。
GEリース事業買収
グローバル企業のGE(ジェネラルエレクトリック)は、金融事業を各国で売却を進めていますが、日本でもリース事業を売却することになりました。
そのリース事業を買収するのは三井住友ファイナンス&リースです。
買収価額は、5,500億円前後と言われ、この買収により国内のリース資産規模でオリックスに次いで2位になります。
規模では首位のオリックスに負けますが、GEが三井住友ファイナンス&リースに加わることで、さらに成長が期待できると管理人は思います。
というのもGEが金融を手放すのは事業方針の転換が理由であり、世界最大のコングロマリットとしてレベルの高い人材が多い会社です。
リース業界のキャリア採用|営業職が多いリース業界
業界の将来性はオリンピックや東日本復興に伴う大型工事によって当分は安定すると言われています。
理由は工事に必要な重機を中心にリース資産のニーズが期待出来る為です。
オリックスや三井住友ファイナンス&リースについてはプロパー社員が占めているので中々キャリア採用を行うことは多くありませんが、三井住友ファイナンス&リースについてはGEのリース事業吸収により組織が大きく変わる可能性があるので今後、三井住友ファイナンス&リースのキャリア採用のチャンスはあるかもしれません。
リース業界に限った話ではありませんが金融は、営業が主な職種です。
リース会社で働いている友人曰く、証券会社や生保のような営業スタイルではなく、企業のニーズを掴み、商品を提案するコンサルティングのような仕事です。
リース業界に強い転職エージェント
三菱UFJリースが自社のホームページでキャリア採用の募集をしている他、多くのリース会社が非公開求人として転職エージェントから募集を行っています。
したがってリース会社に転職活動を行う為には非公開求人を入手する為にも、転職エージェントの利用が必要になります。
リース会社に転職活動するには下記の転職エージェントがおすすめです。
ここでご紹介した転職エージェントの中でもパソナキャリアやDODAは、金融に強い印象があります。
求人数だけで見ればリクルートエージェントが最多であったんですが、金融に限ってはパソナキャリアやDODAからの紹介が多かったです。
この3社はその他の転職エージェントと比べ、リース会社に紹介(応募)した数が多いので書類選考や筆記試験、面接での質問など選考に関する多くの情報を持っています。
もちろんこれらの情報は担当のキャリアコンサルタントを通じて情報共有されます。
1次面接や2次面接などは共通した質問も多く、事前に質問内容を知っていれば有利に選考を進めることも可能です。
リース会社を含む金融業界に強い転職エージェントは下記で紹介しています。
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