監査法人に転職!未経験でも可能性のあるアドバイザリー職(コンサルティング)とは?
Contents
監査法人とは?
東芝の不正経理を見抜けなかったとして、東芝の監査人である新日本有限責任監査法人 (Ernst & Young)の業務停止の可能性もある…というようなニュースがありました。
監査法人の主な業務は会計監査であり、クライアント企業の裏方です。
その為、監査法人がニュースになる時にはあまり良くないニュースの場合が多いです。
会計監査を含め監査法人の業務及び主要な監査法人は下記の通りです。
・新日本有限責任監査法人 (Ernst & Young)
・有限責任監査法人トーマツ (Deloitte Touche Tohmatsu)
・有限責任あずさ監査法人 (KPMG)
・PwCあらた監査法人 (PricewaterhouseCoopers)
【監査法人の主な業務】
・会計監査
・アドバイザリー (コンサルティング)
監査法人業界はBig4と言われる四大監査法人のシェアが7割以上も占めています。
Big4であれば規模が大きい為に、グループ内に監査法人をはじめ、税理士法人やコンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー(FAS)などを持っています。
グループ内他社へ移籍することも可能なようなのでキャリアの幅は広く、大きなビジネスに関わることが出来ます。
監査法人のキャリア採用
未経験でも可能性のあるアドバイザリー職
アドバイザリー(コンサルティング)は、どこの企業も行うことが出来るサービスですが、会計監査については監査法人、公認会計士しか認められない独占業務です。
その為、監査法人のキャリア採用というと公認会計士(あるいは公認会計士補)しか転職出来ないのではないか…と思う方もいますがそんなことは全然ありません。
いわゆる非会計士(公認会計士を持っていない人)でも監査法人でエントリー出来る求人はあります。
管理人も、2回の転職活動でBig 4全てにエントリーをし、その内、監査法人トーマツとあらた監査法人の面接に進んだことがありました。
非会計士でも可能性があるのが、「アドバイザリー(コンサルティング)」です。
アドバイザリーと言っても業務内容は様々です。
・M&A
・事業再生
・コーポレートファイナンス
・IFRS(国際財務会計報告基準)
・戦略
・業界ごとのアドバイザリー
・リスク管理
・人事
監査法人のアドバイザリー職は、会計やファイナンスが軸にあるので、戦略や人事も会計知識は求められます。
そのアドバイザリー職の中でもコーポレートファイナンスや財務アドバイザリーについては、募集要項に公認会計士必須とはありませんが、それに代わるような知識・経験が求められていきます。
ですがその他のサービスについては非会計士でも豊富なキャリアがあれば十分にエントリーは可能です。
ちなみに管理人は、M&Aや事業再生の求人にエントリーをしていました。
エントリーは可能でも非会計士には狭き門
非会計士でもアドバイザリーなどの求人についてはエントリーが可能と書きましたが、内定を貰うのは相当なキャリアを持っている必要があります。
一昔と比べると公認会計士試験の難易度は下がったと言われており、今では試験に合格したけれど監査法人に就職出来ない…という人も多いです。
実際、管理人が働いてきた事業会社のファイナンス部門には、監査法人の勤務経験が無い、会計士試験合格者が多数いました。
公認会計士が溢れているという状況なので監査業務経験の有無に関わらず、アドバイザリー職に会計士持ちが多く採用されています。
非会計士にも関わらず監査法人の財務アドバイザリーで働く知り合いがいますが、前職が日系証券会社で金融工学に携わっていたというハイスペックの持ち主です。
ただ非会計士でも銀行や証券、保険出身は比較的有利です。
というのも金融は専門性が高いことから企画や審査、リスク管理をしていた人は非会計士でも転職できるチャンスはあります。
実際、生保のファイナンス部門で働いている友人は監査法人のアドバイザリー部門から内定をもらい、好条件を提示されています。
非会計士でも働きたい!
監査法人、中でもBig4は、バリバリに仕事が出来て、オフィスが格好いいイメージがあり、非会計士でも働きたい!という方は多いと思います。
そんな方には、監査法人系列のコンサルティング会社の求人にエントリーするという選択肢があります。
Big4には監査法人の傘下にコンサルティング会社を持っており、同じ監査法人のイメージを持ちながら非会計士でも働くことが可能です。
・EYアドバイザリー (新日本有限責任監査法人)
・デロイトトーマツコンサルティング (有限責任監査法人トーマツ)
・KPMGコンサルティング (有限責任あずさ監査法人)
・プライスウォーターハウスクーパース (あらた監査法人)
クライアント企業に対してアドバイスをするという点においては監査法人(アドバイザリー)とコンサルティングとでは違いはありませんが、後者はクライアント企業により深くコミットする点に違いがあると思います。
コンサルティングの方は、クライアントと一緒になってプロジェクトを進め、時にはクライアント企業に常駐していくイメージだと思います。
この4社の中で最もコンサルティング会社として有名なのがデロイトトーマツコンサルティングですが、管理人も1回目の転職活動の時に面接を受けたことがありました。
「インダストリーサービス」という業界に特化したコンサルティングを受けました。
この4社の内で働く友人曰く、公認会計士持ちは1割程度らしいです。
ファイナンス系のコンサルティングですら非会計士の方が多いようなので、非会計士であれば監査法人よりも監査法人系のコンサルティングの方が大いにチャンスがあると思えます。
監査法人に転職するならおすすめの転職エージェント
監査法人の多くが自社のホームページにてキャリア採用の募集を行っています。
公認会計士や税理士資格、監査法人や会計事務所での勤務経験のある方なら採用ページからの応募で良いと思います。
ですが、非会計士や未経験で監査法人に応募するなら転職エージェントを利用するのがおすすめです。
監査法人のアドバイザリー職でもコンサルティングでも、それ相応の対策を行う必要があり、転職エージェントの転職サポートは必要です。
監査法人に転職活動するには下記の転職エージェントがおすすめです。
上記の転職エージェントの場合には紹介した数が多いので「どんな人が書類選考に通過をしたか」「面接ではどんな質問がされたか」というような選考の情報を数多く持っています。
これらの情報は担当のキャリアコンサルタントからアドバイスをもらうことが出来ます。
1次面接や2次面接は共通した質問も多く、事前に質問を知っていれば有利に転職活動を進めることが可能です。
転職エージェントに無料相談をしてみませんか?
転職エージェントという言葉を初めて聞いた方も少なくないかもしれません。
転職エージェント(就職支援会社)は、専任のキャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー)が転職相談や求人の紹介、応募書類の添削、面接対策、内定後の給料交渉など、転職活動をトータルでサポートしてくれるサービスのことです。
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他業界からの転職ということで不安もたくさんあるはずです。
転職エージェントは専任のコンサルタントが転職活動だけでなく、現在の仕事やキャリアの話など相談に乗ってくれます。
その話し合いの中で給料や仕事内容、会社の雰囲気など希望条件に合う求人を紹介してくれます。
基本的に中途採用の求人の8割は非公開なので、好条件の求人を入手するには転職エージェントを利用することになります。
そして、専任のコンサルタントと一緒に応募先の対策を行なっていきます。
場合によっては過去の面接の質問内容を知ることもできますし、模擬面接をすることも可能です。
複数の転職エージェントを同時利用するのが一般的です。
転職エージェントによって得意とする業種や職種が異なるので複数の転職エージェントを併用することで様々な求人を紹介してもらうことが出来ます。
また、キャリアコンサルタントの当たり外れのリスクを回避する為でもあります。
最終的には担当のキャリアコンサルタントが窓口となって求人の紹介や面接調整・給与交渉などを行うので仕事が出来る人だと安心して任せられます。
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