大手企業へ転職したい理由は?大企業のメリット・デメリット
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なぜ大手企業へ転職したいか考えてみる
新卒でもそうですが、転職でも依然、大手企業って人気がありますよね。
でもなぜ大手企業は人気があるんでしょうか。
これまで大手企業※で働いてきました。
「なぜ大手企業へ転職してきたのか?」考えてみると、大手企業へ転職したかったわけではなくて、その企業へ転職したかったからなんですよね。
就職した企業が大手企業だから選んだのかもしれませんが、「大手企業へ転職」という探し方をしていません。
大手企業への就職というのは世間的にも評価されていることなのかもしれませんが、私はそのあたりには全く興味がなく、やりたい仕事が出来る会社がいいな…と思い、中小企業やベンチャー企業への憧れも多少あるくらいです。
TOPIX100とは、東証一部上場の中で時価総額が大きい100銘柄の事で、トヨタ自動車をはじめ、日立やブリジストン、HOYA、村田製作所など、一度は聞いたことがあるような企業ばかりです。
ここでは大手企業をこのTOPIX100にあるような企業と仮定します。
大手企業のメリット
安定した収入がある
大手企業だからと言って高年収を貰えるというわけではありませんが、安定した収入を貰うことが出来ます。
毎月決まった金額が口座に振り込まれるのは当然ながら、大手企業であれば5年先、10年先、20年先にも存続している可能性が高いわけですから働き続ければ、30歳に年収〇〇万円、50歳に年収〇〇万円、退職金〇〇〇万円という具合に将来貰えるお金を予測することが容易で将来の生活設計を立てやすいです。
これも大手企業の地盤がしっかりしているからなんですよね。
(ただし東芝やシャープ、ソニーなど大手電機メーカーの調子が悪いですけれど……)
福利厚生が充実している
キャッシュとして貰える金額はそんなに多くはありませんが、福利厚生によりキャッシュをカバーしている部分は大きいです。
最初に働いていた外資系では借り上げ社宅として、家賃の6割を会社が負担する仕組みだったので、毎月10万円の家賃でも4万円の自己負担で済んでいました。
住宅手当が支給されていない人と比べると、年間で72万円のキャッシュを受け取っているのと同じ効果になります。
この他、育児・介護休暇など休暇制度が充実していたり、(一切使ったことがありませんが)レジャー施設・映画館の割引券などもあったりします。
個人的には福利厚生の中で意外に重要なのは、社食(社員食堂)です。
社食があれば毎日の昼食代を安く、健康を維持することが出来ます。
働いていた外資では無かったので場所柄、昼食代に毎日1000円以上かけていたところ、日系の社食では1コインで食べられます。
私がもし次転職活動をする時には、給料や住宅手当とともに、社食の有無をチェックしたいくらい、福利厚生の中では重要な施設ですし、大手企業ならではです。
成果を出せなくてもリストラされるリスクは低い
この記事を作成時にこんなニュースがありました。
「日本IBM」(東京)に「業績が悪い」との不当な理由で解雇されたとして、元従業員5人が同社に労働者としての地位確認や慰謝料を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。吉田徹裁判長は「原告らは解雇が認められるほどの業績不良ではなかった」として解雇は無効だと認定、解雇日からの未払い分の賃金や賞与の支払いを同社に命じた。
(参照:産経新聞2016.3.28)
日本IBMとありますが、IBMの100%完全子会社なので外資系企業です。
この会社の解雇に関するニュースを定期的に目にするような気が……。
「外資系企業は成果を出せない社員はクビ」と外資系で働く前までは思っていました。
解雇については外資系も日系もそれなりの手順に従わないと不当解雇として今回のニュースのように訴えられるので、外資系だからリストラが多いというようなことはありません。
(おそらく外資系投資銀行や戦略コンサルのイメージが強いのかなと思います)
中小企業も解雇をする時には相当の理由が前提ですが、大手企業と比べてリストラをしたところで企業イメージが悪くなるわけでもありませんし、リストラをしないと経営破綻は避けられないような喫緊の状態だと思うので、仕事が出来なければリストラ…なんて事もありえます。
一方で大手企業の場合、仕事が出来ない社員に対しては、(リストラしたいのが本音でしょうが)まず人事異動なり配置転換など、その社員が会社に貢献してくれる場所を必死になって探すんじゃないでしょうか。
成果を出せなかったとしても(しばらくの間は)給料を貰い続けることが出来る、大手企業って良いですね。
大手企業のデメリット
大手企業でも高収入は簡単ではない
「30歳で年収1000万円」と大学生の時にゴールにし就活をしましたが、社会人になってすぐに非現実的なゴールだと分かりました。
TOPIX100の中でもこれを達成出来る企業は、(噂ベースで)三菱商事や三井物産、住友商事、伊藤忠商事、野村ホールディングス(野村證券)くらいでしょうか。
その他の大手企業の多くが、30歳はおろか、40歳で年収1000万円も達成出来ないところばかりです。
例えば、2016年3月期で営業利益が3兆円を超えるのでは?と予想されるトヨタ自動車の平均年収は800万円弱と言われています。
一般的な感覚から考えれば十分に高収入になりますが、トヨタ自動車ですら年収1000万円を超えるのは相当厳しいです。
もしかしたら中小企業やベンチャー企業と年収が同程度の企業も少なくありません。
しかも月収ベースで言えば、中小企業を下回る大手企業もあります。
(大手企業は月収を抑える分、ボーナスが高い傾向)
もし大手企業へ転職したら高収入と思っている方、現実は厳しいです。
大手企業でもブラック体質もあり得る
この記事を作成時、王将フードサービスが不適切な取引により200億円が外部へ流出したとのニュースがありました。
今回の王将のようなケースは大手企業では考えにくく、仮にあったとしても短時間で世間に公表され、再発防止について取り組みがなされているはずです。
大手企業はヒト・モノ・カネに余裕があり、不正時の株主・ステイクホルダーへの影響を考えると、中小企業と比べて、大手企業はコーポレートガバナンス(企業統治)やコンプライアンス遵守が徹底されています。
王将のようなケースは中小企業でも稀だと思いますが、サービス残業や残業が多い、パワハラなど、大手企業でもブラック体質はありえます。
幸い、これまで働いてきた会社ではサービス残業ということは一切なく、幸か不幸か、一時は月給を上回るくらいの残業代を貰っていました。
とはいえ労働基準法に反した残業時間の多さやパワハラはありました。
大手企業だから(完全な)ホワイト企業……というわけでは残念ながらありません。
【まとめ】大手企業へ転職したい理由
これまで大手企業へ転職した理由について漠然と働いてきましたが、こうやって整理をすると、知らないところで大手企業の恩恵を受けていたのかなと思います。
大手企業で働いている有り難みに気づいていないのは私が独り身だからかもしれません。
もし家族がいる方であれば育児休暇や給付金など、見えないところで大手企業の手厚い支援を受けることが出来ます。
中小企業やベンチャー企業に興味があると書きましたが、次に転職をする時もなんだかんだ、大手企業を中心に転職活動をしそうです。
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