【転職活動】ファイナンス・FP&A・経理財務のキャリア採用の求人探し・応募方法

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ファイナンス部門とは?

ファイナンス部門とは一般的に「○○」とはっきりと言うのが難しいですが、ファイナンス部門に関する求人で仕事内容や求められる資格・スキルから最も近いのが「FP&A」だと思います。

FP&Aとは、Financial Planning & Analysisの略です。

【FP&A (Financial Planning & Analysis)】
FP&Aとは、Financial Planning & Analysis(ファイナンシャルプランニング&アナリシス)の略で、業務管理および財務計画の立案、財務データの分析を行う職種またはその業務のことです。 企業戦略に必要な財務データを出したり、予算や予測と照らし合わせて実績のモニタリングを行ったりと、企業のビジネスをサポートする仕事で、経営企画など密接なつながりがあります。
(参照:エリートネットワーク)

FP&Aは、単に数値管理だけではなく、その数値を使って戦略や計画へとつなげる仕事です。

漠然と「ファイナンス部門で働いてみたい」という方も少なくないと思いますが、おそらくFP&Aがイメージする仕事内容のはずです。

ここから先は、「ファイナンス部門=FP&A」として話を進めます。

ファイナンス部門の求人が有名な企業

ここで「ファイナンス部門」の仕事内容からイメージに近い、求人を挙げてみます。
下記でご紹介する企業は定期的に「ファイナンス」の求人を出している有名なところです。

  • P&G
  • Amazon(アマゾン)
  • BMW Japan Finance
  • ダイムラー(メルセデス・ベンツ・ファイナンス)
  • フォルクスワーゲン
  • 三菱商事
  • 三井物産
  • 住友商事

ファイナンス部門で求人を出す企業は外資系企業が多いです
ここでは一部の外資系企業を挙げましたが、この他にも有名な企業は多いです。

BMWとベンツ、フォルクスワーゲンについては自動車メーカー本体ではなく、そのローン・リース会社です。
ビジネスとして営業職の求人が多いのですが、ファイナンスの知見を前提に金融商品開発やマーケティングの仕事が出来る求人を募集する時があります。

この他、総合商社もファイナンス部門の採用は多いです。
ただし本社所属というよりは本社の中の事業部の中のファイナンス業務を行う求人が多いです。

おすすめの転職エージェント

ファイナンス部門で働く為に必要な資格・スキルは?

ファイナンス部門をFP&Aと解釈するなら、ファイナンス部門で働くスタッフは業務管理、財務計画立案、財務分析……など仕事内容は多岐にわたります。

その為、ファイナンス部門で働くには様々な資格・スキルが求められます。
財務会計はもちろん、金融論や経営戦略、管理会計、英語力、エクセル・パワポ……などです

ファイナンス部門の仕事はまず何よりも自社の業績について熟知していることが必要になるので財務会計の知識は必須です。
BSやPLのパッと見れる程度ではなく、会計基準まで理解している必要があると思います。
目安としては簿記2級以上があると良いのかなと思います。

また、金融の知識も欠かせません。
ファイナンス部門とはそもそも財務部のことを指すことも多く、財務部の大切な仕事の一つに資金調達があります。
いかに有利な条件で資金調達するか、株式市場や外国為替などのマーケット情報や金融のスキームについて理解している必要があります。

その他、数字に強いこともファイナンス部門にとっては大事なスキルの一つです
FP&Aの仕事は何十億、何百億の大きな金額を扱う一方で、業務管理や財務分析には細かな数値の管理が必要になってきます。

会社の現状を知る為にも、また将来予測をする為にも、企業価値(会社の値段)を評価することがありますが、企業価値を評価するにはかなり細かな計算が必要になります。
仮に割引率を0.1%違うだけで企業価値は大きく変わります。

それだけファイナンス部門のスタッフには大きな責任が問われるので数字に強いのは最も大事なスキルかもしれません。
実際、1社目の外資系企業の同僚には大学時代に数学や工学を先攻していた理系出身が多かったです。

未経験でファイナンス部門に転職することは可能か?

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(確かラグランジュ未定乗数法について同級生と議論している最中…)

上述の通り、ファイナンス部門には様々な知識・スキルが求められますが、最初からこの知識を持ち合わせている人は多くないですし、前職でFP&Aの仕事をやっていた、という方も少ないと思います。
また、経理部や主計部とは違い、この知識が絶対に必要というものではありません。

そういう意味ではファイナンス部門は未経験でも転職することは可能だと思います

実際、同僚の中にはFP&Aの前職が、大学で研究職だったり、通信会社で回線の保守管理をやっていた、なんて人もいます。
決して公認会計士やMBA卒、投資銀行やコンサル出身ばかりではありません。

全くの未経験でもアピール出来る要素はある

ファイナンス部門が担う業務は幅広いです。
一般的な資金計画や業務計画、分析業務を行うことだけでなく、時にはM&A関連の大規模で会社に大きなインパクトを与えるような仕事も行うことだってあります。

財務会計やファイナンス、税務の知識は業務上必要となりますが、その他にも活かせる(評価される)スキルはあると思います

  • 金融業界(特に銀行、証券、投資銀行)
  • 語学力がある(英語、中国語など)
  • 元SEなどでシステムに強い
  • 法人営業・代理店営業
  • コンサル

ファイナンス部門がその時、取り組んでいるプロジェクト、あるいは課題により、求められるスキルは異なってきますが、やる気を見せるしかないと思います。

ここで言うやる気とは業務上、最低限の会計やファイナンスについての理解があるかどうかです。

未経験だからと言ってこの辺りをスルーしていると「やる気がない」として次には進めないはずです。
その時点で何か資格なり知識を取得していなかったとしてもせめて新しい知識に向けて勉強に取り組んでいて、転職してからも○○な試験に合格する決意がある、くらいの強い決意とやる気があれば未経験でもチャンスはあります。

転職エージェントを使ってファイナンス部門に転職活動

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ファイナンス部門へ業務経験の有無に関わらず、転職活動するには下記の方法があります。

  • 企業の採用ページから直接応募
  • 転職サイトから直接応募
  • 転職エージェントから応募

このうち、ファイナンス部門の求人(キャリア採用)探し・応募は転職エージェントがおすすめです

理由は、ファイナンス部門でやってみたい仕事をキャリアコンサルタントに相談しながら一社一社、エントリーする部門を選んでいく必要がある為です。

職種・部門としての「ファイナンス」は一般的ではないので転職サイトで「ファイナンス」と検索してもイメージするような求人は出てきません。
試しに「リクナビNEXT」で「ファイナンス」と検索してみると、今日現在では下記のような18件の求人がヒットしました。

  • メガバンク契約社員(フィナンシャルコンサルタント)
  • 住宅メーカー(営業)
  • 通信機器メーカー(営業)……

「ファイナンス」で検索すれば多少なりとも近い職種でヒットしてくると思ったんですが残念ながらイメージする仕事内容とは程遠い求人ばかりでした。この他、「FP&A」と検索してみてもヒットしたのは2件で、同じ状況です。

ファイナンス部門で働くには転職エージェントに相談してイメージする仕事内容を一緒に探す方法が良いと思います

ファイナンス部門の求人を見つけたいなら下記の転職エージェントがおすすめです

まず転職活動をサポートしてもらう転職エージェントは下記の3社がおすすめです。

ファイナンス部門の求人を見つけるには管理部門に強い転職エージェントが前提になります。
この3社は財務・経理、企画部門、マーケティング……など管理部門の求人を多く扱っています。

また、キャリアコンサルタントのサポート力が高いのもポイントです。
「ファイナンス部門」という部署名だけに捉われずにやりたい仕事内容を一緒になって求人探しをしてくれるキャリアコンサルタントが大切です。

ファイナンス部門の求人の見つけ方

転職エージェントの面談時、あるいは既に面談が終了した場合は電話などで、担当のキャリアコンサルタントに求人の希望条件の職種として「ファイナンス部門」を伝えます。

その際、「ファイナンス」と伝えてしまうと、上記のリクナビNEXTほどではないにしても、「ファイナンス=金融業界」と捉えられてしまい、証券会社や生保・損保、リース会社の営業職の求人を中心に紹介される可能性があります。

これだとイメージする仕事内容とは違うと思いますので、(業界ではなく)職種として「ファイナンス」を希望条件に挙げてみると良いと思います
職種として探してもらえればイメージぴったりではないにしても、経理・財務の求人を中心に紹介してもらえるはずです。

求人の仕事内容を聞いてみると面白そう…と思うことが多いのでまずは「ファイナンス」という大きなくくりから求人を探していき、徐々にやりたい仕事内容に近い求人を絞る方が良いと思います。

転職エージェントに無料相談をしてみませんか?

転職エージェントという言葉を初めて聞いた方も少なくないかもしれません。
転職エージェント(就職支援会社)は、専任のキャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー)が転職相談や求人の紹介、応募書類の添削、面接対策、内定後の給料交渉など、転職活動をトータルでサポートしてくれるサービスのことです。

全て無料なので気軽に利用してみてください

転職エージェントのポイント

  • 全て無料!転職相談だけでもOK
  • 求人の紹介から応募書類の添削、面接対策など転職をサポート
  • 転職支援で選考の通過率を高めることが出来る
  • 非公開求人を入手できる!転職のチャンス
  • 転職エージェントは複数併用が基本!(転職成功者は平均4.2社利用)

他業界からの転職ということで不安もたくさんあるはずです。
転職エージェントは専任のコンサルタントが転職活動だけでなく、現在の仕事やキャリアの話など相談に乗ってくれます

その話し合いの中で給料や仕事内容、会社の雰囲気など希望条件に合う求人を紹介してくれます。
基本的に中途採用の求人の8割は非公開なので、好条件の求人を入手するには転職エージェントを利用することになります。

そして、専任のコンサルタントと一緒に応募先の対策を行なっていきます
場合によっては過去の面接の質問内容を知ることもできますし、模擬面接をすることも可能です。

複数の転職エージェントを同時利用するのが一般的です
転職エージェントによって得意とする業種や職種が異なるので複数の転職エージェントを併用することで様々な求人を紹介してもらうことが出来ます。
また、キャリアコンサルタントの当たり外れのリスクを回避する為でもあります。
最終的には担当のキャリアコンサルタントが窓口となって求人の紹介や面接調整・給与交渉などを行うので仕事が出来る人だと安心して任せられます。

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リクルートエージェント

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初めて転職エージェントを利用する人にはおすすめです!
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他の転職エージェントとは違い、JACリクルートメントは専任のキャリアコンサルタントをおかず、求人ごとに担当者がいるのが特徴です。

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パソナキャリアは外資系や日系大手企業、企画や経営財務など管理部門の求人を多く扱っています。
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      2022/03/16

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