プロジェクト経験がある人は未経験でも経理への転職は有利!
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プロジェクト経験がある人は未経験でも経理への転職は有利!
私は、2社目から3社目へ転職をする際に、企画部から経理部へ転職をしました。
新卒で入社直後にファイナンス部門に配属はされたことはあるものの、それも大昔のことで(ほぼ)未経験で経理へ転職をしたようなものです。
なぜ未経験でも経理部へ転職することが出来たか?
それは経営企画や事業企画などでプロジェクトマネジメントに携わってきた経験が評価されたことだと思っています。
経理部でしばらく仕事をしてみて思ったことは、プロジェクトマネジメントや資料作成が苦手な人が多いということです。
これはコンサルから経理部に転職してきた同僚も話していました。
経理部にはプロジェクトはたくさんあります。
プロジェクトマネジメントができる人材は期待されています。
なぜプロジェクト経験者が経理部で評価されるのか?
経理部にはプロジェクト案件が多い
実は経理部は社内でもプロジェクトが多い部門の一つです。
・キャッシュマネジメント
・会計ソフト導入
・株主総会対応
・シェアードサービス…etc
この中でも大手企業を中心に経理部で大きなプロジェクトになっているのがIFRSとシェアードサービスです。
IFRSとは、国際財務会計報告基準の略で、世界で統一を図る会計基準(会計ルール)です。
実は会計基準は各国によってバラバラで、投資の世界はボーダレスにも関わらず、会計基準が異なることで、容易に海外の企業と日本の企業との財務諸表を比較することが出来ません。
日本はまだ原則日本基準によって財務諸表を作成していますが、任意でIFRSの適用を認めています。
任意でIFRSを適用している企業は、三菱商事や武田薬品工業、ソフトバンク、HOYA…など100社を超えています。
海外との投資が多い、外国人投資家が多い(投資を呼び込みたい)理由で総合商社の主要5社は全てIFRS導入しています。
今後は導入メリット如何に関わらず、日本基準からIFRSへ強制適用される日が来ると言われています。
(民主党政権時代にIFRSの強制適用を2015年としていた時がありました)
IFRSは会計ルールなのだから経理部で完結しそうですが、実は全社で対応しなければならない大規模なプロジェクトになります。
IFRSに変更することで収益は変動し、ビジネスモデルも変わってきます。
IFRSのプロジェクトは経理部主導は変わりませんが、経営企画や営業、法務など他部門を巻き込むプロジェクトになります。
シェアードサービスとは、社内や企業グループに分散する経理や人事など間接部門を、子会社や特定の部門に集約化し、費用削減や新たな収益確保、決算早期化などの実現を狙う方法のことです。
例えば、トヨタ自動車や日立など大きな企業の場合、親会社を中心に傘下には何十、何百もの会社があり、それぞれに経理や人事などの間接部門がありますが、それを特定の部門なり子会社なりに集約化することが出来れば間違いなく費用削減出来ます。
実際、大阪府庁はシェアードサービス導入によって年間21億円以上の削減効果があったと言われています。
シェアードサービスも経理部主導で全社、全グループで対応しなければならない大規模なプロジェクトです。
IFRSとは違い、この方法を取るか否かは企業次第ですが、費用削減を中心に効果が期待されるので、IFRSで業務の標準化をきっかけにシェアードサービスを導入する企業は増えると思われます。
会社全体を見れる人材が経理部には必要
上述のIFRSやシェアードサービスは、経理部だけでなく全社で対応しなければならないプロジェクトです。
どちらとも会計の話になってくるので経理部が主導していく必要があります。
その際に、全社レベルでプロジェクトマネジメントするスキルが求められてきますが、残念ながら長年経理部で働いた方は他部門を巻き込んだプロジェクトの経験をされた人が少ないが現状です。
その為に、システム会社やコンサル、企画部門などでプロジェクトマネジメント経験のある人は経理部では貴重です。
もちろん経理経験があって、プロジェクト経験がある人がいればベストです。
経理部に求められるプロジェクトマネジメントスキルとは?
プロジェクトマネジメントとは?
プロジェクトマネジメント、略してプロマネですが、
【プロジェクトマネジメントとは?】
プロジェクトマネジメントとは、チームに与えられた目標を達成するために、人材・資金・設備・物資・スケジュールなどをバランスよく調整し、全体の進捗状況を管理する手法。
(参照:e-Words)
プロジェクトマネジメントは、特定の業務を行うというよりもプロジェクトが予定通りに進捗するように舵取りをするのが仕事です。
そのため、大規模プロジェクトの場合には、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)を設けて、専任でプロジェクトの進捗を行うこともあります。
最初の会社でPMOの専任スタッフになった時にプロジェクトマネージャーから言われたのは、「プロマネで大切なのはコミュニケーション」と言われました。
プロジェクトマネジメントの仕事は調整がほとんどです。
部門とのリソースのコスト負担の調整、あとはスタッフ間のいざこざ……。
コミュニケーション能力が大切になっていきます。
会議資料作成スキル
私が経理部に配属になり、最初の会議のことです。
経理部のスタッフが会議資料を用意してくれたのですがまさかのまさかのエクセル……。
そして会議が始まった途端、部長さんはそのエクセルを延々と読み上げて会議は終了…。
もしこんなこと1社目、2社目でやったらぶっ飛ばされますw
資料によっては、ワードもあればエクセル、パワポもありで、内容次第だと思うので一律に会議資料はパワポ!というわけではありませんが、パワポの資料の方が分かりやすいことが多いです。
確かに経理部にいるとエクセルは触れてもパワポを使う機会なんてあまりないのかもしれませんが、パワポの方が分かりやすいと思うんですよね。
プロジェクトマネジメントにはコミュニケーションが大切と書きましたが、次に大切なのは資料作成スキルかもしれません。
プロジェクトを管理する立場になれば当然のことながら会議資料を作成する機会は多いです。
プロジェクト経験のある人は未経験でも経理部はチャンスありです
経理部にはプロジェクト経験の人が少なく、その一方で経理に関連するプロジェクトは多いです。
しかもそのプロジェクトの規模は大きく、経理部の役割は大きくなります。
もちろん経理業務の経験があるプロジェクト経験の人がいれば理想的です。
ただ大きなプロジェクトの場合、特定の業務だけ知っていれば出来るものでもなく、結局どのスタッフも部門の業務内容やシステムの仕組みなど勉強し直さなければなりません。
経理が未経験だったとしてもプロジェクト経験者は経理財務の転職が有利です。
なので経理経験がなかったとしてもプロジェクト経験者は経理部はオススメですよ。
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